最後の接吻は砂糖水

本気になった瞬間始まる崩壊劇

泣かせたのは自分の心

苦しいのは何故?何故??何故???

答えなんて始めてから知っているけど‥‥‥。



あれから私達は数回逢った。
逢えなかった期間は其々違う男女と遊んだりしていて何気ない日常を暮らしていたが、逢った時はそれを話していたりして笑っていた。

逢ったらホテルへ行き笑いながらベットへと沈む。
明るい照明の下は嫌だと言った私に、ヤンは眼鏡を取って「コレで見えないから」っと言ったのに実は見えていたなんてこともあった。

そんな幸せな時間が急に止まってしまうのでは?
っという不安にも襲われたこともあった。

ヤンが私を抱き締めながら
「本気でクロの事愛しちゃってるかも‥‥‥」
っと言ってきた時は涙が出るぐらい苦しくて嬉しかった。

ベットに入って、私が寝ているか起きているか判らない時に
「クロに逢ったら諦められないっと思って、何回も逢っちゃ駄目って言い聞かせたけど‥‥‥我慢が出来なかった」
なんて言われた時は寝ているフリをしてヤンに抱きついた。

外を歩いている時に賭けをして、罰ゲームだと言って
「今だけは俺の彼女でいて下さい」
っと情けない顔をしながら言ってきたヤンに優しく頷いたこともあった。

でも
所詮は嘘で固められた事実。
いや‥‥‥。
嘘だと思わなければ重過ぎて潰れてしまう事実。

哀しい‥‥悲しい‥‥‥恋人同士になれない男女。

愛しているのは私だけ?
恋しているのは俺だけ?
なんで‥‥‥どうして‥‥。
もっと早くに、別の形で出会えなかったんだろうか‥‥‥―。
鳴らない携帯を君からの、貴方からの連絡を待ってしまう私(僕)達
さよなら、さえ伝えられない曖昧な関係。


涙が頬を伝って肌に染込んで溶けてゆく


惹かれあってはならない恋人同士の哀しい恋物語





END








ー08.10.13ー